目次
- EPAとは?
- EPAの効果
- 中性脂肪を下げる
- 悪玉コレステロールを低下させ血液をサラサラに
- 摂取量
- おすすめのEPA含有食品
- EPAを摂るタイミング
- 終わりに
EPAとは?
EPAは人の体内ではほとんど作ることが出来ない必須脂肪酸の一種です。
「エイコサペンタエン酸」と呼ばれる物質で、血液をサラサラにする成分として知られています。
また、EPAと付随して有名なのがDHAです。
EPA・DHAは総称してオメガ3系多価脂肪酸(一般にはオメガ3脂肪酸)として呼ばれています。
今回は、青魚などに含まれるEPA・DHAについて薄毛や抜け毛への効果をご紹介すると共に、EPAの効果・摂取量、EPAを摂るタイミングを解説します。
このEPAは、薄毛に効果的で、副作用がない薄毛対策ですので、ぜひ生活に取り入れてみて下さいね。
下記はEPA・DHA関連動画です。
EPAの効果
1.中性脂肪を下げる
DHAやEPAには、生活習慣病の原因となりうる中性脂肪を下げる働きが期待されます。
オメガ脂肪酸(EPAやDHA)は下記の2つの働きを肝臓で行うことで、自然と脂肪の生成を防いでくれるのです。
EPA・DHAの働き(肝臓の手助け)
- 脂質の脂肪産生を抑制する。
- 脂肪酸の分解を促進する。
体内で中性脂肪の蓄積が増えてしまうと、血管の柔軟性がなくなり、動脈硬化の原因となります。
この状態では、血管自体が硬くなってしまい、頭皮のような体の末端まで血液を送り出すことが出来なくなってしまいます。
血液の届かない毛根では、髪の毛を作り出すための材料が足りなくなり、やせ細り抜け毛そして薄毛となります。
2.悪玉コレステロールを低下させ血液をサラサラに
EPA・DHAには、血中の悪玉コレステロールを低下させ、血液をサラサラにする効果が期待されます。血液がサラサラになることで、血行は促進されます。
血行の良し悪しは抜け毛や薄毛の原因と密接に関係しています。血管年齢が若くなればなるほどより太く長い髪の毛を成長させることが期待されます。
摂取量
EPAの一日の摂取量は厚生労働省の発表では、1000mgが推奨されています。(サバ缶100g=930mg イワシ缶100g=1200mg)
しかし、食生活・薄毛の進行具合や血流の改善を考えた時、それ以上摂取する方が好ましいでしょう。
おすすめのEPA含有食品
先程あげたサバやイワシは含有量が多くおすすめです。
ですが、EPAは熱に弱いことが特徴であり、青魚を焼いてしまうとその成分が失われやすくなります。
そのため、生で食べることで効率よく摂取することが可能です。また汁物として食べることで、液体の中に混じりこんだEPAも摂取することが出来ますよ。
手軽に食べれるサバ缶、イワシ缶が一番おすすめです。缶詰は、衛生上の関係があり、缶詰に魚を詰めてから熱処理を行うため、EPAが逃げることなく缶詰の中に同封されるのです。
サバ缶やイワシ缶から効率的にEPAを取るためには、残り汁も一緒に摂ることが重要となります。
EPAを摂るタイミング
EPAの効果をより出すための摂取タイミングが気になるかと思います。
朝にEPAを摂取する方がより効果があることが明らかとなっています。
産業技術総合研究所バイオメディカル研究部門生物時計研究グル-プの大石勝隆研究グル-プ長とマルハニチロとの共同研究により、朝の魚油の摂取は、DHAやEPAの血中濃度を高め、脂質代謝を改善することが確認されています。
摂るタイミングはより効果が出やすい朝に食べることをおすすめします。
終わりに
EPAは、効果的で、副作用がない薄毛対策のひとつですが、薄毛になる原因は食生活のみではなく、他の生活習慣や遺伝など複雑に関与していることが多いです。
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