薄毛でも染められるヘアカラー
薄毛でお悩みのみなさん、突然ですが、”ヘナカラー(ヘナ染め)”をご存じでしょうか?
美容院でのヘアカラー剤や市販のヘアカラー剤は毛髪と頭皮にダメージを与えるということはみなさんご存じですよね。
薄毛や抜け毛にとってヘアカラーのダメージは大敵です。できるだけ染めないことが推奨されています。
しかし、こんな方も多いことでしょう。
「白髪があるので染めないわけにはいかない」
「真っ黒な髪が似合わず、野暮ったく感じる」
染めない方が良いと知っているけど染めたい、そんな悩みを抱えるみなさんに最適のヘアカラーであるヘナカラー(ヘナ染め)をご紹介します。
ヘアカラーとヘナカラーは字面が似ており混乱を招きますので、ヘナカラーは以下『ヘナ』と省略します。
ヘアカラーの良くない成分とは?
そもそもヘアカラーのどういった成分が良くないのでしょうか?
市販のヘアカラ-の説明書に使用前のパッチテストについて書かれていることをみなさんご存知だと思います。
このパッチテストは主にジアミンアレルギ-をチェックするために書かれています。ジアミンアレルギ-の原因はカラ-剤に含まれている『パラフェニレンジアミン』という成分です。
パラフェニレンジアミンは元々1991年にフィンランドで使用禁止になり、2011年にはEU諸国で発がん性の危惧から使用が禁止された成分です。世界各国で使用禁止の流れが広まる中、日本では禁止されていないためドラッグストアで販売されているヘアカラ-や白髪染めにも添加されています。
日本でも使用禁止ではないものの、ジアミンは毒物・劇物取締法により劇物に指定されていて農薬の140倍の毒性があり20ml(大さじ1杯と1/4)が致死量と言われています。
そうとは知らずに、私は30代後半から3週間に一度は白髪染めを使用していました。10年以上に渡って頭皮と毛髪を痛め続けてしまいましたが、現在はヘナを使って毛髪をトリ-トメントしています。
ヘナとは?
ヘナとは、インドや中近東などの地域で生息、栽培されている植物のことです。
ヘナ染色の歴史は古く、インドや古代エジプトなどではヘナの葉を用いて爪や手足の彩色に使われていたそうです。
今でもヘナタトゥーとして使われていたりします。
そんなヘナの葉を使用して髪の毛を染色すると植物100%で体に優しいということで注目されています。
髪の毛へのうれしい効果
優れたトリートメント効果
ヘナは髪の毛を構成する「ケラチン」と呼ばれるたんぱく質に結合する性質があり、ヘナを使用すると傷んだ髪の毛をコーティングしてくれます。
コーティングされることで下記のような効果があります。
- ハリ・コシが出る
- くせ毛が落ち着く
- 紫外線ダメージから守る
先述の通り私もヘナを使用して染めています。
ヘナのコーティング作用によりハリ・コシが出たおかげか、髪の毛が太くなり毛量が増えたように感じています。
カラーリング効果
ヘナは髪や頭皮を保護しながら毛髪をカラーリングすることが可能です。
ヘナのみで染めるとオレンジ色に染まります。
オレンジっぽい色ではなくしたい場合には、同じく天然の染料であるインディゴを加えます。
ヘナとインディゴの配合割合を変えることで、好みの色に調整することが出来ます。
私はインディゴの割合を多くして、白髪染めにありがちな真っ黒ではなくてやや青色に染めています。
脱毛予防/育毛促進
ヘナには、毛髪の脱毛を防止するだけでなく、育毛を促進する効果も期待されています。
頭皮に直接ヘナを付けると、頭皮についていた汚れ・皮脂・シャンプーかすなど全て包み込んで落としてくれます。そのため、育毛剤の入りが良くなる効果が期待されます。
特に抜け毛が心配の人にはお勧めです。
続けていくことで、抜け毛が減り髪の毛の量が増えた方もいらっしゃいます。
私自身もヘアカラ-で白髪染めをしている時は、染めた後に毛髪が心細い具合になっていくのを感じていましたが、ヘナに変えてからは自信が出てきました。
身体へのうれしい効果
実は、ヘナには髪の毛だけではなく、身体にも有効な成分があるんです。
人の体は口からだけでなく皮膚を介しても栄養が吸収されることがわかっています。
このヘナも皮膚に塗布することで吸収され血管やリンパ管などを通り全身に運ばれます。
では、ヘナに含まれる成分がどのような働きをするのでしょうか。
デトックス効果
ヘナの葉に含まれる「ローソニアアルベ」は体に溜まった老廃物やストレスをきれいにする力をもつ成分で
いわゆるデトックス効果があります。
ホルモンバランスを整える効果
ヘナの葉に含まれる「ナフトキノン」は女性ホルモンのバランスを整える効果が期待されます。
そのため、妊活をしている人がヘナを使い始めて子供が出来たケースも少なくないようです。
それ以外にも、ヘナの葉には人の本来持っている生命力に働きかける作用があり、皮膚から健康を整え、体の内側から体を元気保つ力を引き出すとも言われています。
ヘナ染めのデメリット
髪にも頭皮にも身体にも優しいヘナですが、当然デメリットは存在しています。
- 植物アレルギーの方は使えない
- 染める時間がかかる
- 染めている時~数日は草のにおいがする
- インディゴを混ぜる場合、後からヘアカラーしても明るくならない(伸びるまで待つ必要がある)
上記のデメリットが気になる方は、まずは無色のヘナから試してみてはいかがでしょうか。
終わりに
今回はヘナのメリット・デメリットをお伝えしました。いかがでしたか?
自ら薄毛を改善させた私は、良いこと尽くめのヘナカラー(ヘナ染め)をおすすめします。抜け毛の気になる方はぜひ試してみてくださいね。
スーパースカルプでもヘナ・インディゴ・無色のヘナを取り扱っています。
下記は実際にヘナ染めをしている様子の動画です。
発毛・育毛・抜け毛に関する情報をYouTubeで発信しています。
気になる方は覗いてみてくださいね。