今回は頭皮のリンパ流しをご紹介いたします。
健康的な髪の毛を育てるためには「髪の毛に必要な栄養が摂取できている」「血液循環が良好である」という2つの条件が必要です。
しかし頭皮に老廃物という毒素が溜まっていると血行が悪くなってしまい、髪の毛に食事から摂った栄養や、発毛剤の成分が届かなくなって薄毛を加速させてしまいます。
この問題を解消させるのが、今回実践します「頭皮のリンパ流し」です。
2018年にはアンファー株式会社と日本医科大学形成外科との共同研究で、発毛剤に含まれるミノキシジルという成分は発毛促進があるが、振動圧刺激によっても同様な効果が認められるという発表をしてい
ます。
頭皮のリンパ流しは、お金をかけずにできる育毛ケアの一つですので、発毛コラムを読んだ後は関連動画を見ながらぜひ皆さんもやってみてください。
リンパ流し実践
筋肉はポンプのようにリンパ液や血液を流す働きがあります。
頭部の3つ筋肉を手で上手に動かしながらリンパを流して老廃物を除去していきましょう。
効果を高めるには早く、激しく動かさないで優しく動かします。
1 後頭筋
手のひらを耳の後ろに当てます。そのままうなじ付近髪の生え際に親指を当てます。親指で抑えながら優しく大きく動かしてリンパを流していきます。ここには天柱(てんちゅう)というツボがあります。天柱(てんちゅう)は薄毛の原因になる自律神経の乱れや首肩のこりを整えるツボです。
2 側頭筋
耳の上に位置する側頭筋に手のひらを当てて頭を抱えるように包みリンパを流します。耳を折りたたんだ時の一番上の部分には角孫(かくそん)というツボがあります。角孫(かくそん)は頭痛の緩和や頭やうなじのこわばりを取るツボです。頭やうなじのこわばりは薄毛の原因になりますので、ツボを刺激しながらしっかりとリンパを流していきましょう。
3 前頭筋
おでこに位置する前筋肉に手のひらを当てて優しく動かします。左右
の耳延長線上の頭頂部より指2本分斜め下に通天(つうてん)というつぼがあります。通天(つうてん)は抜け毛や冷え性に効果がありますので、しっかりとツボを刺激しながら十分にリンパを流しましょう。
4 頭頂部
頭頂部にはリンパを流した3つの筋肉をつないでいる帽状腱膜と言う名の帽子状の腱膜があります。それが頭蓋骨に張り付いたり、周りにひっぱられたりしているとリンパや血液が十分に流れません。しっかり剥がしてリンパを流します。頭頂部には百会(ひゃくえ)というツボがあります。百会(ひゃくえ)は精神的疲労やストレスを緩和します。また額の上には上星(じょうせい)というツボがあり眼精疲労に効果があります。眼精疲労による首肩のコリやストレスは薄毛の大敵です。
リンパを流しながらしっかりとツボを刺激しましょう。
終わりに
いかがでしたか?
頭皮の毒素が抜けて頭が少し小さくなりましたか?
頭皮のリンパ流しは、家でお風呂に入っている時などに毎日行うとよ
り効果的です。
リンパ流しに集中して行うと効果が高まりますので、慣れてもテレビを見ながら行わないなど集中力を高めて行うのがポイントです。
最初は動画を繰り返し見ながら行い、ぜひリンパ流しのやり方を覚えてみてください。