【AGA内服薬】薄毛治療薬のデメリットとは?効果・健康面・金額面について
目次
- AGA内服薬を正しく知ろう
- 副作用がある
- 長期間使用するので結局は高額である
- 服用を止めるとハゲる
- AGA治療薬を使うのは最終手段
AGA内服薬を正しく知ろう
そのAGA内服薬の服用、ちょっと待って!!
男性型脱毛症(AGA)及び薄毛治療に対する認識が変わり、以前と比べてAGAの治療に対する敷居が低くなってきました。そのため、とりあえずAGAの治療薬を服用するといった人は少なくありません。
「薬に頼れば髪の毛が生えるんでしょ?」と安易に考えている方はいませんか?
「AGAなら薬だけで治ります!」「月々~~円のみで治療可能」など様々な広告を目にしますが、AGA治療を始める前に知らないといけない注意点(デメリット)はいくつもあるのです。
AGAを治すために内服薬の服用を検討している人は、その効果のメリット・デメリットをしっかり把握して、自分に適しているか、そして納得した上で治療を始めることをお勧めします。
今回は、薄毛に悩んでいた私が自分の体験から学んだAGA内服薬の副作用や治療金額などのデメリットをお伝えします。
AGAの内服薬には副作用がある
現在AGA治療薬で使用している薬は別の治療のために開発された薬です。
有名なAGAの薬であるプロペシアは、前立腺肥大症の治療薬として商品名プロスカーで認可されていました。1㎎の用量で研究をした結果、男性型脱毛症において毛髪の成長が認められたため、現在AGA治療薬として使用されています。
AGA内服薬の副作用は下記があげられます。
- 性機能障害=男性機能の低下
- 肝機能障害
- 肝臓障害
フィナステリドの副作用に関して、フィナステリド(1 mg/日,0.2 mg/日)を用いた、414 名の「日本人」男性被験者を対象とした観察期間 48 週間のランダム化比較試験に続く 374 名の「日本人」男性被験者を対象としたフィナステリド(1 mg/日)を用いた観察期間 2 年間の非ランダム化比較試験において、0.2 mg/日から 1 mg/日、プラセボから 1 mg/日に移行した患者で性機能に関する副作用はなく、プラセボから 1 mg/日に移行した患者で 1 例ずつ出現した、胃潰瘍、大腸ポリープに関しても、因果関係は不明としている。重要な副作用として、頻度は明らかではないが、まれに肝機能障害があらわれることがある。
参照:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版
脱毛症診療ガイドラインには2年間のみ記録は立証されていますが、より長期的な記録がありません。AGAの薬は、薄毛が気になる間にはずっと飲み続ける必要があります。5年でも10年でもです。
AGAの内服薬は服用を止めると薄毛に逆戻りします。長期服用によって薬剤耐性が高くなってきたときに、どのような症状が起きるか化学的に確認されていません。そのため、もし10年以上長期間飲み続けた場合どんなことが起こるかは分かりません。
こんな私も実は、薄毛に悩んでいた時にプロペシアを服用していました。ただ、効果が出ないうえに副作用が怖くなって辞めてしまいました。元気で長生きしたいしEDになりたくないなど考えると急に不安になったのです。
今になって思えば私の場合は生活習慣やストレスが原因の薄毛でしたので、内服薬を止めて正解でした。飲んでいても効果が出なかったですし、ス-パ-スカルプ発毛療法と出会い内服薬だけに頼らずに生活習慣や食生活の改善、ストレスを解消してフサフサにすることを実現したためです。
長期間服用するので結局は高額である
AGA治療薬は月々5000~7000円で購入可能です。初回は初診料を含めると大体1万円強ですね。確かに、月々一万円以内なら趣味などに費やすお金を、AGAの治療に回せば何とかなる金額でもあります。
内服薬は半年~1年単位で服用するだけでよいと思っていませんか?AGA治療薬はずっと飲み続けなくてはならない薬であることをご存知でしたか?
AGAの治療費用=AGA薬の服用期間
風邪薬は風邪が治れば服用を止めても風邪には戻りません。
AGAは薄毛が治っても服用を止めるとハゲに戻ります。
AGA薬の服用期間は、自分がハゲ・薄毛になってもよいと思う年齢までの長期間です。
仮に自分がハゲていてもいい年齢を60歳だとします。
20歳から60歳までだと 服用期間は40年間もあります。
40年×12ヶ月×5,000円~7,000円=240万~336万円
30歳から60歳までだと 服用期間は30年間もあります。
30年×12か月×5,000円~7,000円=180万円~252万円
月5,000円でも30年間続けると180万円とけっこうな金額になりますよね。
これは内服薬(抜け毛を予防するだけのプロペシア)のみの金額です。
発毛をさせるためには、別に外用薬(ミノキシジル)を使用しなければならず、月々2万円以上かかり、結果として600万円程度かかる人もいるでしょう。
ちなみに私はあと数年で60歳になりますが、60歳でも薄毛になりたくありません。当サロンには60歳後半の方も通っていますので、75歳ぐらいまでは薄毛になりたくないと思うのではないでしょうか。
若い時には想像出来ないかもしれないですが、いくつになっても薄毛は嫌なものです。
自分がハゲていてもいい年齢が75歳だとして、内服薬と外用薬を併用するとします。
20歳から75歳まで月々2万円分の内服薬と外用薬を使うと
55年×12か月×2万円=1320万円
40歳から75歳でも月々2万円分の内服薬と外用薬を使うと
35年×12か月×2万円=840万円
とすごい金額になりますよね。
月々は安いかもしれませんが、長い目で見ると高額になるデメリットがあります。
服用を止めるとハゲる
私がAGA治療薬プロペシアの服用を止めることを決意した最大の理由がこちらです。
AGA治療薬は飲むのを止めてしまうと、その離脱症状により一気に抜け毛が増え始め、元の薄毛に戻ります。場合によっては、服用前より薄くなることも。
少なくとも 6 カ月程度は内服を継続し効果を確認すべきである。なお、内服を中止すると効果は消失する。
参照:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版
せっかく生えてきたのに、抜け毛が増えてしまったら本末転倒です。そのため薬を飲み続けるしかないのです。
今では、インターネットなどでAGA治療薬を気軽に購入することが出来るようになりましたが、使用するにはそれ相応の覚悟が必要です。
内服薬は自分で努力してもどうしてもダメだったという方におすすめします。当店でも約1割の人にAGA治療薬を使用します。様々な原因を改善しても効果がなかった人・デメリットを知っているが早期で治したい人にのみ勧めております。
AGA治療薬を使うのは最終手段
AGA治療薬は、副作用のデメリットを考えると、最終手段として使用することをお勧めします。まずは、自分の生活を見つめなおして改善し、健康な頭皮を取り戻すことから始めましょう。
内服薬の力を使わずに、頭皮環境の改善・生活習慣の見直し・薄毛に必要な育毛剤・サプリメントを組み合わせることで髪の毛を増やすことが出来るケースが多くあります。
AGA治療薬で強制的に生やすより時間はかかりますが、何より自分の体が本来持っている力で生やすことが出来ます。AGAの治療薬によるデメリットを感じることなく、髪の毛を維持することが出来るのです。薬の離脱症状はなく薄毛の改善後もいきいきと生活することが可能ですよ。
ほとんどの場合(98.7%)はこの方法でAGAや薄毛を改善することが可能ですが、まれに中々難しいことがあります。効果がなかった人のみ、AGAの内服薬を検討して治療を進めることをおすすめします。
YouTubeでも薄毛に関する情報発信をしています。
興味のある方は覗いてみてくださいね。