前回の発毛コラムで、薄毛になる主な原因の中でご自身で改善するのが難しいストレスを『呼吸』によって改善する方法をお伝えしました。
もう少しアクセントを付けてストレス解消をしたいという方には『音読』がオススメです。
アナウンサーで、現在は朗読教室等、様々な活動をしている寺田理恵子先生は、音読をすることで得られる効用の一つに、ストレス解消を挙げています。
声を出すことで「腹式呼吸が自律神経の働きを整え、副交感神経を優位にし、気持ちを落ち着かせる効果がある」と寺田先生は述べています。
お仕事で、お客様や取引先への対応で自然と声を出す業務の人もいれば、ほとんど声を出す必要のない業務の人もいるでしょう。
日中は家に一人きりの主婦の方や一人暮らしで家にいる時は声を出さない人もいると思います。
感染症の影響もありここ数年、自宅で業務を行うことで声を出さなかったり、運動不足になったりしてストレスがたまりやすい環境になったことが指摘されています。
寺田先生は「音読するときに最も大切なことは、楽しいと思って声を出すこと」と述べています。
黙読と音読をしている時の脳のMRI画像を比べると音読の時の方が脳の血流量が増えて脳全体が活性化すると言われています。
音読は『活字を読む』だけでなく『声に出す』その声を『耳から聞く』など、黙読に比べて複雑な処理を脳が行っているためです。
特に音読で活性化されるのが脳の前側にある前頭前野です。
前頭前野は、思考、感情、他者とのコミュニケーション、記憶などをつかさどります。
ストレスの原因は思考、感情、他者とのコミュニケーションなど様々です。
音読によってストレス解消して薄毛を改善しましょう。
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