さまざまな症状や疾患に対応するために日本では医師の処方箋が必要な薬と、市販薬と呼ばれる医師の処方箋なしで購入できる薬が私たちを疾病から救ってくれますよね。
お薬はとても便利で頼もしい存在です。
でもお薬には副作用もあり、様々な種類のリスクを覚悟しなければなりません。
スウェーデンでの研究結果から長期間に及ぶAGA薬の内服は肝機能に悪影響を及ぼして寿命を短くする可能性が高いことを以前このコラムでお伝えしました。
私自身もAGA薬内服の副作用のめまいで10代からの趣味のオートバイを手放しました時もありました。
今は内服薬を使わない発毛のお仕事をする良いキッカケだったと感謝していますが、もしも選択を誤れば趣味を諦めただけでなく、リビド-減退(ED)・胎児の奇形・短命など、ただ髪の毛を増やそうと思っただけなのに人生そのものの価値を無くしてしまうところでした。
2024年2月16日に現在使用されているAGA薬ミノキシジルは必要なくなくのでは?と思わせるニュ-スが発表されました。
筑波大学は毛髪の主成分であるケラチンをマイクロ球体化し、水中に分散させた「ケラチンマイクロ球体ゲル」に、毛包の成長促進効果があることを、マウスを用いた実験により実証したと発表しました。
この研究は、同大生命環境系の礒田博子教授と数理物質系の山本洋平教授らの研究グループによるもの。
研究成果は、「ACS Applied Bio Materials」に掲載されています。
ケラチンは、上皮細胞および表皮のさまざまな層に見られるタンパク質です。
皮膚と毛包細胞の両方の生理学的および病理学的状態を反映する独特の遺伝子発現パターンを示し、表皮のタンパク質の約30%、毛包タンパク質の90%以上を構成しています。
毛包前駆細胞の維持と活性化は、さまざまなケラチン発現パターンのホルモン調節の影響を受けることが知られています。
近年、毛髪由来のケラチンから作られたマイクロニードルパッチが毛髪の再生を促進するために使用されているほか、組換えヒト毛髪ケラチンナノ粒子が皮膚の創傷治癒を促進することが報告されています。
そこで研究グループは今回、マイクロ球体化したケラチンを用いて、その発毛・育毛効果を調べました。
『研究では、羊毛由来の水溶性酸化ケラチンをスプレーミスト法でマイクロ球体化し、これを水中に再分散させた球体ゲル(ケラチンマイクロ球体ゲル)を用いて、剃毛したマウスの背中に塗布したところ、塗布2日目には発毛が観測され、約2週間の塗布でほぼ完全に毛が生え揃いました。この発毛・育毛のペースは、ミノキシジルの水溶液を使用した際に観察される効果とほぼ同等でした。』と発表しています。
つまり副作用のあるミノキシジル(AGA薬)を使用しなくても同等の効果を得ることが出来るかもしれません。
この研究結果が実際に商品化されて、それを使用出来る日が楽しみですね。
▼関連リンク
・筑波大学 TSUKUBA JOURNAL
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