【所得格差が生み出す闇】寿命にも所得格差がある!②

前回のコラムでノ-ベル化学賞受賞者のヴェンカトラマン・ラマクリシュナン氏が英国と米国の寿命の所得格差について言及したことをお伝えしましたが、このことを少し掘り下げて調べてみました。

まずは英国の寿命の所得格差についてです。

英国公衆衛生庁の発表によりますと、イングランドにおける2020年の男性平均寿命は78.7歳のようです。

そして寿命の所得格差ですが、最も裕福な地域と最も貧しい地域の男性の寿命の差は10.3年だそうです。

英国社会を支えている労働者階級の男性たちが60代で亡くなってしまうなんて、淋しい現実ですよね。

英国の労働者階級の男性は、所得や学歴、資産額が低く、不安定な仕事に就いていることが多いので、社会的、経済的なストレスを抱えがちのようです。

長時間労働で、睡眠もきちんととれていないことが多いみたいです。

重労働で体を駆使しているのに食事は雑に済ますことが往々にしてあるので、このようなライフスタイルが平均寿命に影響を与えていると英国ではよく言われているようです。

ストレス、睡眠不足、栄養が偏った食事が寿命を縮める原因だとすれば、これは何も寿命だけに限った話ではないですよね。

日本人の薄毛の原因ととてもよく似ています。

米国の場合はどうでしょうか。

米国の情報通信社ブルーンバーグ社の過去の発表によりますと、41歳から51歳の米国男性を対象に所得を基準として彼らの寿命を分析した結果、1980年では所得上位20%に入る50歳の男性は、最も所得の低い下位20%グループに比べると5年長生きしていたようですが、2010年になると、その差はなんと12.7歳まで広がったようです。

所得下位20%のアメリカ人男性の平均寿命は76歳ですが、所得上位20%の男性の平均寿命は89歳であるという結果でした。

寿命の所得格差が13年もあるのですね。

経済的格差が健康の格差を引き起こしていると、アメリカではよくいわれているようです。

長生きすればするほど年金などの社会保障をより長く享受できますよね。

寿命の差が1980年の5歳から、2010年には12.7歳に広がったので、1980年には50歳の富裕層は低所得者層よりも10万3,000ドル(1,545万円)ほど多く年金などを受給できたのに対し、2010年には17万3,000ドル(2,595万円)も多く受給できることになりました。(1ドル=150円で計算)

アメリカの富裕層の長生きは社会保障の恩恵も低所得者層より大きくなる問題も生じてしまっているようです。

貧しい人たちのためにあるべき社会保障制度で富裕層がより恩恵を受けてしまうなんて現実の世界は厳しいですね。

富裕層は健康に対しても低所得者層より多くのお金を使うことが出来るので、お金持ちはますます長生き出来るという寿命の所得格差が英国でも米国でも実際にあるようです。

我々日本人もお金を節約しようとして安い食事を摂って、結果的に病気になって高くついた!なんてことの無いように注意しましょう。

発毛に対しても同じことが言えます。

安いAGA薬をイージーに服用して身体を壊して短命に終わらないように、生活習慣や頭皮環境をしっかりと改善して健康的に発毛して長生きしましょう。

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